慢性疾患に対応する体細胞変異解析

2010年から、日本では特定健康診断というものを実施するようになりました。

満40歳以上の方を対象にした健康診断ですが、これは1990年以降に働き盛りの方の間で三大成人病やガンを罹患なさる方が増加したからです。

とくに糖尿病とガンの罹患者数が多く、毎年一回の特定検診を受けることを義務付けるようになりました。

この検査は基本的に自己負担を一切することがなく、計100項目の精密検査をうけることが可能となっています。

2017年からはある解析も追加をされており、より徹底したケアと疾病の早期発見と予防に努めることが可能です。

その解析というのが体細胞変異解析であり、ゲノム解読技術を応用しているのが特徴になります。

体細胞変異解析は、2003年に理化学研究所が開発した医療技術です。

当初は研究用の解読でしたが、2016年に東京で株式会社理研ジェネシスを設立して、医療施設からの委託を受けるサービスを開始されました。

翌年には厚労省からの委託もおこなっており、正式に特定検診の検査項目に追加をされたわけです。

体細胞変異とは、ガン細胞の影響を受けた細胞のことを指します。

がんは悪性腫瘍というもので、健康な細胞に寄生をして悪性腫瘍に転換をします。

その兆候は目で観察をすることができませんが、体細胞変異解析をおこなえば一目瞭然です。

株式会社理研ジェネシスでは年間で約20万件の解析を実施しており、非常に高い実績を有しています。

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